JA新みやぎ栗っこ地区本部では、1月中旬から水稲種子の温湯消毒作業を開始いたしました。令和2年産の水稲作付に向けた準備が本格的に始まりました。
水稲種子の温湯消毒は、稲の細菌病等の防除を、薬剤を使用せずにお湯に浸けて行う環境に配慮した方法です。 品種別に網袋に入れられた水稲種子を60℃のお湯に10分間浸し消毒します。その後、水で10分間冷却し、脱水機に入れ水を十分切ったあと、管内の生産者へ向けて配送されます。お湯に浸ける時も、しっかりと全体にお湯の温度が行き渡るよう、水稲種子が入った網袋を入れた金属性のカゴをクレーンで上下させるなどしてお湯となじませます。
消毒する品種は「ひとめぼれ」「つや姫」「萌えみのり」「みやこがねもち」など19種類を予定しています。
JAの担当者は、「今年は約300tの水稲種子を温湯消毒する予定。配送が終了するのは3月中旬頃となる見込み。しっかりと対応していきたい」と話しています。
写真説明①②=水稲種子の消毒作業を行う作業員。(2月3日、栗原市築館地区で)