南三陸町立志津川小学校では「南三陸教育(ふるさと教育)」を教育の柱の一つとし、町の豊かな自然や地域の暮らし、東日本大震災からの復興などの学びから、地域の良さや課題、自分たちの未来について児童に考えさせる取り組みを行っています。その一環で今年度、6年生の総合的な学習の時間で「おらほの町づくり博覧会」に初めて取り組み、3月3日に発表会を開きました。
児童27人、5グループが、地域の課題の解決策や魅力について発表。農業について発表した3人の児童は「カラフルおにぎりと小さな畑プロジェクト」と題し、平均耕地面積が少ない同町で農業者の収入を向上させるため、商業や漁業とコラボしたおにぎりの販売を提案したほか、高齢化が進む地域での多世代交流の場として、点在する小規模な遊休農地の活用を提案しました。
児童は1月、農業や漁業、観光業などの8団体を講師に、それぞれの視点から見た町の現状や特徴を学び、その中から興味を持った分野について3カ月間、情報収集をしながら発表の準備をしました。
1月に地域の農業の現状や特産などについて講話した南三陸統括営農センターの職員は「課題から解決策が考えられており、町の魅力や特徴をしっかりとらえた上での提案だった」と語りました。

町特産の花や「カラフルおにぎりと小さな畑プロジェクト」について発表した農業グループの児童